本日は、今週号の週間文春の記事になりました、内部告発「エクモもない、ハリボテ重点病院」について、荏原病院の視察を行いました。結果として、かなり一方的な、決めつけた話に基づく記事で、読者に間違った疑念を抱かす物でした。 ①コロナ治療における医師、看護士など人員不足は荏原病院だけの話ではなく、非常勤職員がコロナ病棟への移籍を拒否しても、勤務日数を強制的に減らされたり、休業させられたりの事実は有りませんでした。②手当についてはこれまで日額3000円を、1月から中等症以下の患者向け病床1床あたり9百万円の補助の一部を手当に回す事となり、荏原病院の場合、140床増加分の一部が手当になります。更に4月より東京都は手当を3000円から、5000円に増額する事になっておりますので、今回の記事は、昨年の9月頃に指摘された内容です。 ③荏原病院はこれまでも二次救急医療機関で三次救急は昭和医大病院等に移送しています。また、地域がら高齢者の受け入れが多く、コロナに関しては、ほとんどが中等症の患者であり、コロナ一般病棟でも、人工呼吸器を付けて対応されております。 ICUも5床有り、確かにエクモは有りませんが、救急救命対応型の体制がとられております。 私は、小池知事に昨年の3月(緊急事態宣言の時)より、医療崩壊を起こさない為にも、コロナ専門病院の確保が必要と要望していました。コロナ病棟はトイレやシャワールームなどが個々に必要であり、防護具の着衣や着脱などが別の動線となるようにするなど、病棟の改良も必要な事から、人員の確保だけでなく早めの対応を求めていました。さらに医療従事者の方々への十分の配慮など、東京都の対応が後手後手になった事が、こうしたフェイクに近い記事になったものと感じております。 現在荏原病院は周産期医療、精神科医療、乳腺科医療なども行われており、コロナ医療も含め地域医療の中核として責任を果たしております。 また、大田区のワクチン接種会場としても現在準備しており、昨日ファイザー社用のフリーザーが搬入されました。どの程度のの接種を担うのか、二回の接種管理の仕方等、大田区との早急な調整が必要です。コロナ感染症対策の決め手となるワクチン接種が円滑に行われますよう、これからもしっかり取り組んで参ります。
鈴木あきひろ事務所
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